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小説版 ガンダムAGE 4

 9月最初の日記は、31日に発売になった小説版『ガンダムAGE』の第4巻についてです。
 アニメのアセム編エピローグとなる29話からキオ編ラストにあたる39話までのノベライズ。

小説版AGE4

 苦心しながらも父の呪縛やXラウンダーの力に答えを見つけたアセムを書いた前巻よりもすこし滅入る展開です。
 キオ編自体が結末を三世代編に投げているので仕方がありませんが、急に戦争になって、シャナルアお姉さんが死んで、優しい爺さんは殲滅厨で、父はいい歳して海賊だし、敵の独裁者は優しかったけどやっぱり狂ってた……これではあんまりです。

小説版AGE4

 そういう内容からか、帯には「キオ・アスノは平和を知らない」というフレーズが本文から抜き出されています。
 そんな第4巻。

 以下、アニメの各当話数に対応した変更点の抜き出しと感想になります。※長文注意

【28話】
・勇気の日のクーデター、フリット率いる決起軍には第7艦隊所属のアダムスとラーガンも登場。
・火星から資源供給を受けていた事も暴露される。
・3巻では描写が少なかったメデル・ザントもゼイダルスで登場。
・Xラウンダーであり、アニメ版同様イゼルカントの杜撰な作戦に考えを巡らせるが、自分にはわかるはずもないと考えるのをやめる。
・ギーラ、アラベル、デシルに”様”を付けていたりとアニメとはだいぶ立場が違うようでしたが、アニメ以上に瞬殺。
・「粛清委員会は機能的であり、多くの人をギロチンへと送り込んだ」
・ギロチンはもちろんVガンダム好きを公言する作者の嗜好でしょう。

【29-30話】
・アセムは最後の任務後は国政に出馬する予定だった。(3巻でそちらの道についても軽く触れられている)
・フラムはゼハートがコールドスリープから目覚めた直後から登場。
・コールドスリープは自分だけを残して世界が老いていく感じらしい。
・眠っている間にも情報は頭に流れてきており、アセムが死んでいることを知っている。
・フラムの指が触れただけで、「ああ、この女私を殺したがっているな」と感じるゼハート。
・フリットは退役して在宅ゲームデザイナーをしながらガンダムを作っていた。
・シュミレーターの成績では、キオは月のジラード・スプリガンをも凌駕しているらしい。
・アルグレアス提督はビッグリングでは人気があったが……(後述)。
・キオとウェンディはステディのようなもの。
・地球侵攻のシークエンスが、ビッグリング艦隊殲滅→ディグマゼノン砲発射→地球降下に変更。
・地球潜伏軍のほかに、反連邦勢力が加担した。
・ギラーガはマジシャンズ8最精鋭ドールのデータで作られている(なぜゼハートのデータでないのかは不明)。
・「足りないのさ、スーパーパイロットの高みに届くにはな……」とか言っちゃうゼハート。
・ウェンディと子供たちをディーヴァに連れて行くのがシャナルアのクランシェに変更。
・オブライトさんは”ディーヴァの守護神”と呼ばれ、モスボールされたディーヴァの艦載機のパイロットという怪しげな役職を務めていた。
・「誰もいないはずの虚空に、男は優しく語りかけた。男には確かにそこにいる愛妻が見えていた。彼ともう23年、あのノートラムの戦いから連れ添った妻だ。」という病的なキノコに描写されていた。
・AGE-3を初めて見たゼハートは「アセム?」と口籠り、「フリット・アスノか?それともアセムの妹か……?」と口にする。
・オリバーノーツ戦ラストのゼハート機被弾は、Xラウンダー能力で見たキオの姿に、ロマリーの栗毛とアセムの瞳を見て油断した、に変更。
・オリバーノーツ基地司令、アンディ・ドレイムス大佐は、フリットの言うとおりにディーヴァを出せと言うアルグレアスを内心で痛烈に批判。
・アルグレアスの代になってから連邦軍の改革は退潮しているらしい。
・「所詮はフリットの腰巾着程度の似合う男」「上官の意図は読めるが自分で判断はしないゴマスリ参謀野郎」という評価が現場では一般的。
・「考えを停止した狂信者の瞳」とも書かれており、アニメでは中途半端だったアルグレアスは徹底して盲信者という描写に。
・ナトーラはアニメ版でのクレヨンセット所持から派生して、子どもの頃は絵描きを志していた設定に。

【31話】
・ファントム3は食事シーンが追加されたがデルタアタックの簡略化とデモンの台詞がないなどの変更がなされた。
・Gホッパーパーツをデータ30%で成型に入る件はロディ不在でウットビットのみでフリットと会話。
・あたふたするウットビットに喝を入れるフリット。ディケを「偉大な漢」で「太陽系一のエンジニア」だったと称す。
・Gホッパーで調子に乗るシーンは無くなり、シャナルアが時間を稼いで合体。
ウットビット「合体だッッッッッッ!」

【32-33話】
・艦内でのメール送信について補足。軍規に触れるような事柄ははフィルタリングされるがそれ以外は送信可能とのこと。
・アビス隊長は既婚者。
・ユノアは父権主義、男権主義、エリート主義を具現化したようなフリットが嫌いだった。
・自分をガンダムに乗せなかったことや、兄への依怙贔屓が嫌だった様子。それを容認する母も同じように嫌いで、好きなのは兄だけ。
・人前では決して吸わない細い葉巻。
・キオには良い叔母を演じる。
・3巻で複線気味に書かれていたので気になったが、ここでこういう風なユノアになるとは……。
・シャナルアは、無防備なAGE-3を狙ったウロッゾの攻撃を庇い死亡。アニメ版よりもあっさりした描写で死の呆気なさを出す方向にしたのだろうか。
・激昂したキオによってウロッゾが撃破され、搭載していたプラズマ粒子爆弾に誘爆。ヴェイガンの作戦が露呈。
・ゼハート相手に押すも、残りの2機のプラズマ粒子爆弾搭載機を阻止する方を選ぶ。

【34-36話】
・ビシディアンに資金援助していたのはラクト・エルファメル卿(追憶のシド同様)。
・ラクトはアッシュに会った際にユリンの話をしながら、偉大だった男たちはもうどこにもいないと嘆く。
・デブリ帯での戦闘(アニメ34話)とガンダム鹵獲作戦(アニメ35-36話)は1本にまとめ。
・ビシディアンにディーヴァの航路を教えたのはユノア。上の性格改変から考えると至極当然の流れに思える。
・=アセムの生存を知っていたわけで。ロマリーは知っているのかどうかは次巻気になる部分。
・ダークハウンドの装備が、ランスはDODS効果、ワイヤーは超高圧電流でパイロットのみを殺害可能と大幅強化。
・「アセム……アセムなのか!?」とゼハートの動きが止まり、その隙にザナルドがAGE-3を捕獲する流れに。
・ビシディアンは物資とAGEシステムのデータを引き換えに、キオ救出に向かう。この際、ウェンディが志願してGセプターと共に海賊側に合流(!)。

【37-39話】
・ザナルドは卑劣な印象の強いアニメ版に変わって、乱暴者だが良い現場指揮官的印象。息子を失っているらしい。
・アニメ版よりもイゼルカントに疑問を持っており、度重なるキオへの甘い対応に「度し難い老害」「稚児趣味」などと内心では罵る。
・火星の食事はひたすらマズいとキオの心中。
・ルウ、ディーンとは紙でゲームを作って遊ぶ。
・「ゲームを通じて、人はわかり合う事ができる」。
・兄妹はイゼルカントが用意したのか?というザナルドの問いは否定する。
・レギルスはプロバカンダのために「ガンダム」である必要があった。AGE-3を手に入れる前から開発中であった。
・イゼルカントの狂気にキオは、「祖父は正しかった」「シャナルアは間違っていた」と確信する。典型的な独裁者の独善。
キオ「寿命が短かければ、何をしたっていいと言うの?」→イゼルカント「そうだッ!」→( ゚д゚)
・「魂にはルウが、現実世界にはウェンディが生きている」。
・オービタルがズタボロにされ、満を持してGセプター&ウェンディ登場。
ウェンディ「――合体しましょう!」
・性能では劣るAGE-3だが、予測不能の腹パンを繰り出し、最後にはGセプターによる質量攻撃を仕掛ける。
・レギルスは胴体を貫かれてイゼルカント宮殿に突き刺さり木端微塵に。今回の物理的に一番変更された点。
・アセム対ザナルドは、AGE-2の下半身の質量攻撃でアセムの勝利。とどめを刺す暇はなかった。


 登場人物の立ち位置や性格付けが大幅に変更された感のある4巻でした。
 キオはゲーム脳を通り越しでゲームで世界をまとめそうな勢いで、フリットは内なる葛藤と自分でも歪んでいることがわかっている描写が細かくて良い。
 ゼハートはちゃんと有能(ただし、アセム絡み除く)、ザナルドはまとも、イゼルカントの手がつけられない狂人描写は結末知っての事でしょうか。

 ユノアの改編とレギルス撃墜がなかなか衝撃的でした。

 で。小説版で忘れてはいけないのが、ヒロインがヒロインしている点。
 1世代目は格納庫からエミリーが励まし、2世代目はブリッジのロマリーに告白ときて、3世代目ではついに同じコクピットにウェンディが乗り込んで「やっちゃえ、キオ!」ですからね。
 こういう展開は臭くても燃えるし、死んでいったヒロインとは差別化できる演出なので大好物です。
 もちろんこの3つはすべて小説オリジナル展開。アニメ版では、1世代目は格納庫から見守る、2世代目もブリッジから見守る、3世代目に至っては火星編では登場しないという始末。

 ウッドビットがGホッパーに搭乗して合体した時点で、ウェンディはGバイパーに搭乗するんだろうと予想していた頃もありました。結果、直後に単座に改造してしまいましたが……。
 アニメ版でのウェンディの逆転は果たしてあるのでしょうか!?(エミリーやロマリーの時もこう言ってた)。

 気になる点は、やはり戦闘描写のワンパターン化。
 フリット編クライマックスから思っていたのですが、質量攻撃を乱用しすぎて、一撃必殺感がそうとうに薄れてしまっているのがちと残念。

 三世代編となる次巻で完結でしょうから、どういう結末に持って行くのか非常に楽しみです。
 ジラード・スプリガン大佐が大幅にカットされるであろうことをここに予想しておく。

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